競馬で一服。|List №9

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帽色の話。

 1956年の日本ダービー。1コーナーで落馬事故が起こり、そこで落馬したエンメイに騎乗していた阿部正太郎騎手は、生死の境を彷徨うほどの大事故。この落馬事故をきっかけに、日本中央競馬会では安全面の確保という観点から、ヘルメットの導入を検討する。

 この問題で悩んでいる際、メキシコのカリエンテ競馬場で作られたヘルメットの記事を読み、早速問い合わせたところ、カリエンテ競馬場の支配人からヘルメットを寄贈してもらい、それを研究してヘルメットの導入を正式に決定する。
 これと同様に検討されたのが、帽色についてだった。それまでの中央競馬では、馬主は服色登録と同時に帽色も登録するシステムだった。いわば、ヨーロッパに社台ファームの馬が遠征した際、黄色と黒の縦縞の帽色を被っているようなものである。

 だがこれではファンがレースを見ているときに、どの馬がどれなのか識別が難しかったようだ。そのためスタートの枠順番号によって、色を統一して識別しやすいようにしようと考えた。これはアメリカで枠順番号別に色が決められていたところからヒントを得たようだ。

 そして中央競馬会では、57年に枠順番号別に帽色を決め、それをヘルメットに被せた。1枠は白とし、以下6枠まで赤、青、緑、黄、水色と決めた。だが 63年に8枠連複制となり、7・8枠の色を決めねばならなかった。そこで茶、黒の順に色を定めた。
 これに対し、53年1月27日に東京、神奈川、埼玉、群馬、千葉、茨城、栃木、長野、山梨の1都8件で構成する関東地方競馬組合が、騎手服の導入とともに枠番別の帽色を採用した。この6枠制の色は、1枠から白、黒、赤、青、黄、緑。つまり6枠制のときから現行の色だったのだ。これが地方競馬に浸透していった。

 8枠連複制を導入した際、中央競馬会との間で帽色の統一について話し合いがもたれたという。中央競馬会からは理事2名、地方競馬側からは1名の計3名の間で話し合いが持たれた。このときに中央競馬会が強く反対したのが”黒”の使用だった。縁起が悪いという理由からだったそうだ。しかし地方側の代表は、「スタンドから一番遠い位置からでも、容易に色を識別できることが最重要。そのためには一目で識別できる黒は絶対に外せない」と真っ向から対立。代案を提示できなかった中央側に対し、地方競馬側は3ヶ月の準備期間を取り、色彩学の専門家に話を聞き、欧米に専門家を派遣したりするなど研究を重ねた。

 その結果、従来地方競馬で使用していた6枠の色に、7枠は橙、8枠は桃というのを足して会議に出した。その結論は67年1月の「優駿」に記載された。
 「正月の中山、京都の両競馬から従来の連勝番号別色別帽を地方競馬と統一し、ファンの便宜をはかるため次のように変更になった。なお、第2色、第3色は従来通り四つ割、八つ割の染分帽を使用する。
 1白、2黒、3赤、4青、5黄、6緑、7橙、8桃。」

 こうして現在の帽色が決められた。

かつぶー≫確かにディープインパクトの凱旋門賞なんか見てますと、こちらに慣れてしまっているせいもありますが、帽子で枠を判断するのは難しく思えますねぇ。単勝や複勝なら1頭見ているだけなのでなんでもいいですが。これはアメリカに倣ったというように書いてありますが、何となくわかりますねぇ、きっちりしたアメリカといい加減なヨーロッパという感じが。
それで色ですが、自分がレース見てて思うのは橙とピンクは結構識別し辛いんじゃないかと。また白と黄色もちょっと迷う時はありますかね。そういうところを考えると自分は、1白、2黒、3赤、4青、5紫、6緑、7海老茶(若しくは黄土)、8ピンク辺りがよろしいんじゃないかと思いますけどね。
もう一つ面白いと思えるのは馬に色を塗ってしまうというのはどうかと。今なら害にならない塗料なんかありそうですしね、これな一発でわかるかともいますが・・・そうすると馬が本当にその馬なのかの判断が出来なくなりそうでこれは却下ですな。

ザ・競馬とリビア2より 2009.1.19

馬券が買えなかった場合はすべてファンの責任になる。

 2003年7月30日、大阪地裁である判決が下った。「馬券の購入契約が成立していたとは認められない」というもの。

 詳しく説明すると、2002年8月11日小倉2日8Rの3歳上500万下の馬券を買おうとしてファンが、自動券売機にお金を投入しマークシートを入れたところ、機械がエラーを起こし、その馬券は発売されずに締め切られた。
 皆さんにも経験があるとは思うが、普段はなかなか予想が当たらないのに間に合わなかった、買い損なったという時に限ってその組み合わせで決まるもの。その時もそのファンが購入しようとした「馬単4-13」の組み合わせで決着し、馬単配当は1万7150円の万馬券。それを千円買おうとしていたら、機械の故障で買えなかったのだから腹の虫も納まらないのは当然。そこでその人はJRAを相手に約26万円の損害賠償を起こした。

 現在使用中の自動券売機では、1枚の馬券が発売されるまで大体3秒かかると言われている。このファンが投入したのが発売締め切り34秒前。この34秒前というのがどうしてわかったのかじゃ不明だが、まごつきさえしなければおよそ10枚の馬券を購入するだけの時間はあった。それも、エラーが発生した際に音声説明もなかったという。そういった主催者側の不手際を理由に訴訟を起こしたというわけだが、その結果が冒頭に述べたもので原告の請求を棄却する判断を裁判所は下した。

 この場合、どこで売買契約が成立したか、というのが論点となった。原告側は「現金と投票カードを入れた時点で売買は成立する」と真っ向から対立。大阪地裁の裁判官は、「”計算機に接続しています”の表示とともに、投票カードに記されたマークシートの内容を表示した画面が表れたときに、売買契約が成立する」との見解を下した。つまりエラーが出た時点では売買契約が成立していないということ。JRAの言い分を裁判所は採ったのだ。

 この判決に、「こちらには落ち度がなく納得いかない。全国の競馬ファンのために誰かがやらなければならないこと」とそのファンは控訴する方針と報道された。
 よく「ベルと同時に締め切りますので、お早めにご購入下さい」とアナウンスが流れる。だがベルが鳴ったすぐ後に有人窓口にカードを渡すと、時として買える場合もある。有人窓口の場合は、マークカード⇒発券⇒現金払いであるからだ。有人、機械どちらであっても売買契約の成立は同じであるはず。自動券売機の方が圧倒的に多くなっている現状における、ひとつの問題を提起してはいないだろうか。

 それにしても、もしこのファンが有人窓口で買っていて、あるいはエラーが起こらずに馬券を買えていたら・・・。このレースの1・2着の差はクビ差だった。2着馬が差し切っていたような気がするのは私だけだろうか・・・。
 この万馬券訴訟、2004年に裁判所からの強い和解勧告もあって両者和解。機械の見直し、メンテナンスを十分に行なう等を条件とし合意した。ただ和解金などのお金の行き来はなかった。

かつぶー≫何とも微妙なところですけどね。JRAの味方をするわけではないですが、まぁ機械もんですからエラーはある程度仕方ないでしょうねぇ。また34 秒前じゃねぇ、ちょっとエラーの対応するにも無理だし落ち度がないといっても常識的に考えて裁判は厳しいと思うんですけどね。そういう所を考えてもっと事前に買わないといけないよ、ギリギリで買う時は買えなかったことも考えておきなさいよという事だと思います。今回当たったから(しかも万券)こうなったと思いますが、外れてたらラッキーで文句言わなかっただろうし。また今はI-PATなんかでサーバーエラーもありえますし。結局和解で金銭のやり取りなしでは損の上塗りになってしまったという事ですか。しかしどうなんでしょうね、自分は金では無くとも納得させるも何かはあったんじゃないかなと思ってますけどね。
今は携帯で買えるマークカードアプリですか、なんてのも出来ましたしコンビにでも買えるという時代になってきましたからねぇ、ますます機械化されますんでこういうトラブルは一回許してしまうとどうにもならならくなっちゃいますから、余程の事がない限りは裁判起こしても無理でしょうね。

ザ・競馬とリビア2より 2006.12..17